実家が転勤族だったので、基本的には引越しに慣れていた私でしたが、大学に進学するために引っ越した時は、家族でひと騒動でした。
大学の近くの物件が見つからず、埒があかないので仕方なく現地へ行き、不動産をめぐりました。
なんとかひと部屋見つけ、ここを見せて欲しいというと、まだ建設中だというのです。
大学が、学部を増設したためにアパートがたりなくなっていたので、建設を始めたものの、間に合わない状態だったようです。
一応見に行きましたが内装がまだで、全然想像もつきませんが、ここしかないので決めました。
引越しの日は、と聞くと、入学式の日というではないですか。驚きましたが、仕方なく式に出てからアパートに向かうことにしました。
ですが、内装を見ていないのに家具を買うこともできず、とりあえず日用品だけ買い揃えて、家から持っていく家具は、ライティングデスクだけ、という状態になりました。
引越しの当日は、荷物が少ないので赤帽で済んでしまいました。
入学式が終わって、初めて完成したアパートに向かうと、私と同じ様に他の住人がバタバタしていました。
みんな同じ大学の同じ学部の一年生です。
当然、すぐに仲良くなり、親も交えて12部屋分の家族と生徒が力を合わせていたのです。
電話がまだなので、荷物を片付けながら電話をひく、隣りが運よく電気屋さんでしたので、そこで同じ洗濯機やテレビを買う、運び入れるのに大変な部屋の子を手伝う、お母さん同士も仲良くなり、手分けしてご飯を買ってくる、など、今日初めて、初めての土地で、初めての同級生と、こんなに仲良くなれるのかと思うくらいの団結力で、引越しを半日で終わらせました。
この物件、半年後には、半数の部屋が欠陥住宅であることがわかり、出て行きました。
運よく私の部屋は大丈夫でしたが、まさかの敷金が全部返ってきませんでした。
バチが当たったのか、今は住む人もなく、その不動産屋も潰れていました。
でも、その時の友情は、今も続いています。

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